大学生の戯言

大学4年生 インプットのためのアウトプット 

いつから考えだすか

 

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 憧れの職業「サッカー選手」。自分自身も高校までは必死に全国を目指し頑張ってきたし、大学でもサークルでゆるゆるではあるが楽しくサッカーをしている。

 

その憧れの職業の実態は一部の輝く人を除くと、厳しい現実があった。

 

2016年の日本プロサッカーリーグJリーグ)1部の選手の平均年俸は、2017万円。これが2部(J2)になると各段に下がり、平均年俸は400万円強。さらに3部(J3)では、平均値が算出できないほど危うい状況になっていく。

J3のクラブチームは、「プロ契約選手の保有人数が3人以上」という規定になっており、プロとアマチュア(無報酬)の選手が入り混じっている。プロ契約でも年俸の下限はなく、ほとんどの選手がアルバイト(副業)をしながらプレイしているのだ。しかも、引退後のセカンドキャリアはさらに厳しいという。

 

セカンドキャリア問題は、サッカーだけに限らず様々なスポーツにある。

実態としては引退間際や引退してからセカンドキャリアを考えだしている人が多く、苦労しているという。

 

私は、原因の一つとして学生時の指導者の責任もあると感じている。高校サッカーに関していえばひたすらサッカーだけを打ち込んでいればいいという風潮が多少ある。ある程度の結果を残してしまえば、高校の推薦枠などで大学にも進め、そこでも結果を残せばプロにひっかかってしまうのである。つまり、キャリアについて考えるまでもなく道が拓けてしまうのだ。

指導者の責任として、他にも異なる選択肢があることや夢を追うリスクも同時に伝え・考えさせるべきではないだろうか。綺麗事だけではなく、仮にプロに行けたとしてもこのように終わってしまう可能性がある。それでも夢を追いたいやつは追え。そう伝えなくてはならないと思う。それはやはり早ければ早い方がいい。そこで選手も悩んだ分だけ、次の選択に誇りを持ってチャレンジしていけると思う。

 

2016/07/31